2007年 04月 21日
アジアの昔話 |
4月~学校も始まり、新しい年度がスタートしました。皆様いかがお過ごしでしょうか?先日用があって、私にしては大変早起きをしたのですが^^;「早起きは三文の得」で、早朝一番乗りで、ごみ捨てを終え、早朝の澄んだおいしい空気を吸ってご機嫌で歩いていたら、なんとまあ~とっても素敵な朝日を見ることができました。ささやかですが、おすそ分けで~す♪
さて、このところ我が家では、いろんな国の昔話を子供たちと楽しんでいます。こちらは、アジアの昔話(全2巻)です。アジアの国々のお話がたっぷりと綴られています。こぐま社の子どもに語るシリーズのものですが、こちらの2冊は、ユネスコ”アジア地域共同出版計画会議”と呼ばれているところが、企画、出版した本です。アジアの子どもたちが、同じ本を読むことによって、お互いをもっとよく知り合おう、また同じ本を共同出版することによって、価格を安くし、本が不足している国々で出版を盛んにしようという目的で始められたのだと、「はじめに」というところに、訳者である、松岡享子さんが書かれていました。この本を編集した人々の熱い思いは、今では、アジアだけでなく、ヨーロッパでも、8カ国9つの言語で訳され、1995年7月現在で、この本を訳した国の数は、28カ国、言葉の数は、37に及んでいるそうです。すばらしいことですね。
フィリピン、イラン、マレーシア、インド、ベトナム、スリランカ、タイ、アフガニスタン、バングラデシュ、インド、ラオス、インドネシア、ネパール、ミャンマー...登場人物の名前だけでも、日本の名前と違う響きがあり、お話の持つ雰囲気も、やはりその国独特の香りがあります。そういうものに触れることで、自国とは違う他国の存在を知り、自分とは違う環境で育った他者を認める気持が、知らず知らずのうちに、養われていくのではないかなあと思います。まあ、子供たちは、そう難しいことは何も考えず、昔話の面白さを、ただ単純に受け止め、笑ったり、感心したり、時には、かわいそう...という気持になったりして楽しんでくれます。アジアの昔話~お勧めですよ~^^
「子どもに語る アジアの昔話1」 「子どもに語る アジアの昔話2」 アジア地域共同出版計画会議*企画
松岡享子*訳 こぐま社
by usakochan37
| 2007-04-21 23:15
| 絵本/子供の本