2006年 07月 21日
子供たちは...夏休みですね^^ |
こちらは大雨です。皆さんいかがお過ごしですか?先日、ストーリーテリングの勉強会へ行ってきましたので、ご紹介です。今回は、私も、短い昔話を一つ覚えていきました。「味噌買い橋」です。ご存知でしょうか?これは、飛騨地方の昔話です。
* * * * 簡単なあらすじ * * * *
乗鞍の麓に長吉という正直な炭焼きがおり、ある晩夢を見るのですが...その夢に現れた年寄りが、「飛騨の高山へ行って、味噌買い橋の上にたっててごらん」というのです。夢の話だというのに、長吉は気になって、はるばる高山まで出かけて行き、味噌買い橋の上に立ってみるのですが、1日、2日、3日、4日、、、ず~っとまっても何も変わったことは起こりません。ところが、馬鹿正直な長吉は、5日目も辛抱して、橋の上に立つのです。すると、それを見ていた、近くのお店の主がやってきて話しかけてくるのですが、なんと、その主も、夢を見たとか...その夢にも、年寄りが現れて、「乗鞍の麓に長吉という男がいる。その家の庭の松の木の根を掘れ!」と言ったのだそうです。でも、お店の主は、夢の話を信じるなんて、ばかげたことだと笑います。でもでも~長吉は急いで家に帰りましたよ~松の根から出てきたものは~もうお分かりですか?ええ、長吉はたいそうなお金持ちとなり、幸せに暮らしました。めでたしめでたし~デス^^
* * * * * * * * * * * * *
特に大笑いするようなお話ではありませんが、不思議な感じのするお話です。お店の主が長吉の名を語りだす時なんて、「わ~どうなるのかな~」とわくわくするのではないでしょうか。私は今回、「日本昔話100選」稲田浩二・稲田和子編著(三省堂)のもので、覚えたのですが、ちょっと、文章がスムーズではないなあと、気になるところがありました。先生のお話によると、先生は、「味噌買い橋」に関しては、「日本民話選」木下順二編著(岩波少年文庫)を、使われているとのこと。昔話の本としては、他に、「子供に聞かせる日本の民話」坪田譲治・大川悦生編著(実業之日本社)や、「ひろすけ幼年童話文学全集 日本むかし話」浜田廣介編著(集英社)等があります。昔話ひとつでも、編纂した人によって、語りが違います。以前、これらの本の読み比べをしたことがあったのですが、今回ちょっとうっかりでした。まあ、語る人それぞれの、好みもあるので、これが一番!ということは難しいですが、語るがわとしては、出来ればベストなものを選ばなくてはいけないなあと、改めて思いました。最後に、このお話しによく似たものは世界各地にあるようです。「イギリスとアイルランドの昔話」石井桃子編・訳(福音館書店)の中にも、「スワファムの行商人」と言って、大変似たお話があります。参考までに...
さて、我が家は、今晩より、どたばたとあちこちへお出かけです。しばらく、更新できませんが、またお会いしましょう~。皆さんも素敵な夢が、見れるといいですね~。もしも、長吉のような夢を見たら、どうされますか?行ってみる?待ってみる?行かない~?^^
* * * * 簡単なあらすじ * * * *
乗鞍の麓に長吉という正直な炭焼きがおり、ある晩夢を見るのですが...その夢に現れた年寄りが、「飛騨の高山へ行って、味噌買い橋の上にたっててごらん」というのです。夢の話だというのに、長吉は気になって、はるばる高山まで出かけて行き、味噌買い橋の上に立ってみるのですが、1日、2日、3日、4日、、、ず~っとまっても何も変わったことは起こりません。ところが、馬鹿正直な長吉は、5日目も辛抱して、橋の上に立つのです。すると、それを見ていた、近くのお店の主がやってきて話しかけてくるのですが、なんと、その主も、夢を見たとか...その夢にも、年寄りが現れて、「乗鞍の麓に長吉という男がいる。その家の庭の松の木の根を掘れ!」と言ったのだそうです。でも、お店の主は、夢の話を信じるなんて、ばかげたことだと笑います。でもでも~長吉は急いで家に帰りましたよ~松の根から出てきたものは~もうお分かりですか?ええ、長吉はたいそうなお金持ちとなり、幸せに暮らしました。めでたしめでたし~デス^^
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特に大笑いするようなお話ではありませんが、不思議な感じのするお話です。お店の主が長吉の名を語りだす時なんて、「わ~どうなるのかな~」とわくわくするのではないでしょうか。私は今回、「日本昔話100選」稲田浩二・稲田和子編著(三省堂)のもので、覚えたのですが、ちょっと、文章がスムーズではないなあと、気になるところがありました。先生のお話によると、先生は、「味噌買い橋」に関しては、「日本民話選」木下順二編著(岩波少年文庫)を、使われているとのこと。昔話の本としては、他に、「子供に聞かせる日本の民話」坪田譲治・大川悦生編著(実業之日本社)や、「ひろすけ幼年童話文学全集 日本むかし話」浜田廣介編著(集英社)等があります。昔話ひとつでも、編纂した人によって、語りが違います。以前、これらの本の読み比べをしたことがあったのですが、今回ちょっとうっかりでした。まあ、語る人それぞれの、好みもあるので、これが一番!ということは難しいですが、語るがわとしては、出来ればベストなものを選ばなくてはいけないなあと、改めて思いました。最後に、このお話しによく似たものは世界各地にあるようです。「イギリスとアイルランドの昔話」石井桃子編・訳(福音館書店)の中にも、「スワファムの行商人」と言って、大変似たお話があります。参考までに...
さて、我が家は、今晩より、どたばたとあちこちへお出かけです。しばらく、更新できませんが、またお会いしましょう~。皆さんも素敵な夢が、見れるといいですね~。もしも、長吉のような夢を見たら、どうされますか?行ってみる?待ってみる?行かない~?^^
by usakochan37
| 2006-07-21 14:40
| 絵本/子供の本